- 2024年8月15日
我々の業界だと
コンティンジェンシープランというのがありますね。
ミッションインポッシブルでいうところの、プランBに変更
ランデブーポイントαに300秒後にヘリが迎えに来る、というやつ。
いわゆるコンチプランの話をする時
私は若者達には
世界線の概念の話をします。
シュタインズゲートのあれです。
あの世界線の概念は
まさしくコンチプランを考える時に求められるもので
どこをどうしたら、どこに作用して
誰がどうなる
を、どれだけ想像できるか
すなわち
SEの業界であれば
この構成変更は
どこに跳ねて、何に影響する可能性があるかを
どれだけ想像できるか。
これが出来ないと
考慮漏れ
となる訳です。
何事も100%も0%もあり得ないわけですが
(無責任に100%とかいう人を私は信用しない)
どれだけの世界線を想像できて
その発生確率を仮定し
その影響を仮定したときに
そのリスクは許容できるものか
で
そもそも計画をしなければならない、と私は思うのです。
ところが
たいした根拠も無く
なぜか計画が上手くいく前提になっていて
想定外が起きて騒いでいる人が、多いものです。
結果間違っていたとしても
計画は
定性的、定量的な根拠をもって立てる。
そしてできるだけ多くの世界線を想像し
それはやるべきことかを思案する。
として欲しいと、私は思う訳だけど
よく考えずにとりあえずやって
揉め事だけ起こして
大量のリソースを消耗させておきながら
なんとも思ってない人達が多いものです。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、を何かポジティブに発言する人いますが
私はそれは嫌いですね。もうちょっと狙って撃つべきです。
よく狙って撃たないやつの都合の良い理屈ですよ。
その無駄に消費されたリソースは、どこかの誰かに迷惑をかけているものなので
自分の金でやっているのでないのだったら、必中の計画でやるべきです。
少なくとも事前の計画段階ぐらいでは。
正直、こういう自分さえ良ければいいと
よく考えないで突撃する人たちとは付き合いきれないと思ってますね。
なので私は年々人間が嫌いになっていくのかもしれない。。。
その点、プログラムはいい。
プログラムは実直で、誠実で、勤勉ですから。
人間はねぇ
怠惰ですねぇ。
実に怠惰だ。